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神経内科での診察となります。

 

現在、認知症の患者様は全国で約180万人に達し、80歳代後半になると、全体の1/4にみられるといわれています。
 
南東北グループ総合南東北病院の物忘れ外来では過去10年間に約1,700名の方が受診され、図1に示すようにその半数がアルツハイマー病でした。受診者は年ごとに増え、最近では、いわ ゆる軽度認知障害(MCI、mild cognitive impairment)と呼ばれる軽度の記憶障害の方や、パーキンソン病などの神経疾患に伴った認知症の方も数多く受診されるようになり、早期診断によっ てそれぞれの原因疾患に即応した治療法、介護その他の対策を講じています。
 
物忘れ外来受診者の診断
図1 物忘れ外来受診者の診断 
 
一般に、次のような点に気づいたら、物忘れ外来を受診するとよいでしょう。
 
(1) 記憶障害:ものの名前が出てこなくなった、同じことを何度も言ったり、聞いたりする、置き忘れやしまい忘れが目立つ、蛇口の締め忘れ、鍋を焦がす
(2) 見当識障害:時間や場所の感覚が不確かになった
(3) 意欲、思考・判断力の低下:趣味に関心がなくなった、理解力が低下、計算ができなくなる、計画がたてられなくなった
(4) 異常行動:怒りっぽくなった、お金や物を盗まれたと言うようになった、実家へ帰るという帰宅願望、夜になると騒ぐ、幻覚、妄想、徘徊など
 
とくに異常行動のみ目立つ場合は、アルツハイマー病とは異なり、別のタイプの老年性認知症、たとえば前頭側頭型認知症、ピック症候群などの病気も考えられ、特殊な抗精神病薬などで治療することが必要となります。
 
当院の物忘れ外来では、次のような検査を行って認知症を診断しています。
  1. 心理テスト(薬の効果をミニメンタルテストのほか、ADAS-Jcogという精密なテストで判定)
  2. 頭部MRI(3テスラの高磁場MRIを使用)
  3. SPECT(アイソトープを使用して脳の血流を測定)
  4. その他、甲状腺ホルモンなどの測定
これらの検査はいずれも、痛み、副作用などありませんので、お気軽に受診されるとよいでしょう。
 

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