お知らせ
生活に欠かせない車~運転と認知症の問題~
~免許センターに相談を~
通院や買い物など、生活に車は欠かせないという高齢者の方は多くいらっしゃると思います。
その反面、最近、高齢者の交通事故に関するニュースが続いており、高齢者の運転に対しての関心も高くなってきています。
特に、「家族が認知症だけど、毎日運転していて交通事故を起こさないか心配」とか、「運転を辞めるように言っているけど、なかなか理解が得られない」と悩んでいるご家族の方もいらっしゃると思います。
平成29年度版の高齢社会白書によると、2025年には65歳以上の5人に1人は認知症を有すると言われています。生活に欠かせない車と、認知症の問題は今後、ますます増えてくると思われます。
そこで、運転について悩んでいるご家族の方に活用していただきたいのが、運転免許センターで行っている「認知症等に関する運転免許の相談」です。
相談の流れとして、
①本人の病状、家族のご意向、免許の有効期間等を確認。
②ご家族に公安委員会指定の診断書をお渡しし、主治医等に記入していただく。
③記入された診断書をもとに免許センターにて引き続き運転可能かどうか審査し、その後の対応の説明を受ける。
となっています。
相談料は無料ですが、診断書の作成については自己負担が発生します。
大きな事故につながる前に、まずはご相談することをお勧め致します。
また、運転に不安を感じたら、運転免許証を自主返納することもできます。自主返納することで利用できるサービスもあります。運転免許を失った高齢者が引きこもったり、社会活動から遠ざかったりすることがないよう対策も取られております。
詳しくは各市町村窓口にお問い合わせしてみてください。
(広報誌より抜粋)